この度「ゲームセンターのゲーム機をオフィスに置ける!オフィスで遊べる!1ヶ月1万円からのアーケードゲーム機シェアリングサービス”アケシェア”」を開始しましたので、お知らせいたします!
アーケードゲーム機シェアリングサービス「アケシェア」とは?
「みんなで遊ぶって楽しい!アケシェア」は、 ゲームセンターに設置してあるアーケードゲーム機(以下ゲーム筐体)を、各企業さまのオフィスに、1台から月単位でお貸し出しするものです。
契約している各ゲーセン店の現役の在庫品のため、安価かつ安全なサービスを実現しています。
オフィスへの搬出入はもちろん、月1度のメンテナンスも“プロ”であるゲーセンが実施するので、御社でのメンテナンス対応は一切不要。
1ゲーム筐体3ヶ月設置以上の場合、ゲーム筐体の入れ替えや約300種類から選べるゲームソフトの変更も無料で可能です。
オフィスの受付、レクリエーションスペース、コミュニケーションラウンジなどに設置することで、採用広報や従業員エンゲージメントの向上、ご来客へのアピールなど、幅広いアプローチが可能となります。
このサービスは、サービス分類でいうと「シェアリングエコノミー」にあたります。
シェアリングエコノミーの基本情報
「シェアリングエコノミーにおける経済活動の統計調査による把握に関する研究会」によると、
・個人等が保有する活用可能な資産等(スキルや時間等の無形のものを含む。)を、イ ンターネット上のマッチングプラットフォームを介して他の個人等も利用可能とする経済活性化活動。
・場所・乗り物・モノ・人・お金などの遊休資産をインターネット上のプラットフォームを介して 個人間で貸借や売買、交換することでシェアしていく新しい経済の動き。(一般社団法人 シェアリングエコノミー協会)
となっています。
かいつまむと、遊休資産(モノ・場所・技能など)の貸し出しをインターネット上のプラットフォームを使って行う仕組みのことです。
シェアリングエコノミーの市場規模は、内閣府の発表によると
・2016年のシェアリングエコノミーの市場規模が5,250億円に上ると試算
・2022年までは年平均17.0%の成長率で拡大していき1兆3,8610億円の予測
となっており、将来的には国内で1兆円越えの成長予測となっています。
この中で、企業が参入する際のシェアエコの領域やサービスの提供範囲としては、基本的に5カテゴリです。
・モノ × シェア
・空間 ×シェア
・スキル × シェア
・移動 × シェア
・お金 × シェア
ゲーセンさんと一緒に、アーケードゲーム機×シェアのサービスへ乗り出した理由
人類の経済環境は、21世紀に入ってまた大きく変化したのでは?と言われています。
有名な「ソーシャルエコノミー 和をしかける経済」の中で、その“経済(エコノミー)の変化”についての記述があります。少し長いですが、引用します。
これまで「農業経済」から「産業経済」,そして「サービス経済」へと変遷してきたと言われている.20世紀の終わりに,パインとギルモア(2)は,「サービス経済」が「経験経済(エクスペリエンスエコノミー)」と呼ばれる状況へと変化してきたと述べた.
彼らはコーヒーを例にとり,農業経済ではコーヒー豆そのものが提供されたのに対し,産業経済ではパッケージ化による差別化がされ,さらにサービス経済では喫茶店などでその場で飲める状態として提供されたという具合に,経済の成熟と共に質的に異なる価値が付加されたことを指摘した.そして,コーヒーを単に飲める状態で提供するということではなく,香りやくつろげる雰囲気,それに付随するサービスすべてをコーディネートして提供する「スターバックス」を,経験経済の典型例として紹介した.家でも職場でもない「第三の場所」としての店舗での,まさに「上質な経験」を価値として提供してすることで成功を収めたというわけである.その後,21世紀に入って15年の月日が流れた.ここ数年,経済環境はさらに変化し「経験経済」から新しい段階へと移行しつつあるのではないか,というのが私の印象である.その新しい経済を,私は「ソーシャルエコノミー」と呼んでいる(1).
なぜなら,これまでのような「企業に完璧にお膳立てされた舞台で最高の経験を味わう」ことではなく,「他の消費者と経験を共有して楽しむ」ことや「企業や他の消費者と一緒に価値を創り上げていくプロセスを楽しむ」ことに消費者の意識があるのが,その特徴だからである.それは,経済活動を取り巻く技術革新と社会変化が,生活者がさまざまな消費コミュニティに参加し,他者とつながりながら消費経験を共有したり,提供価値そのものを一緒に創ったりすることを容易にしたことによって可能になった.そして,経済活動の大きな推進力となったというわけである.
サービス経済や経験経済などこれまでの経済活動では,サービスする側とサービスされる側は明確に分離されていた.しかし,ソーシャルエコノミーの時代には,その垣根があいまいになっている.
人が何という価値にお金を払いたいか? それは「経験」だというものです。
これまでの過去何度かマーケティングについての考察記事を書いたり、現在もIGCCさんで寄稿をさせて頂いておりますが、その中でもわたしが常に思うのは、「ゲーセンが提供してきた価値の真髄」への注目です。
結局ゲーセンが100円で提供してきたものは、ただの「コンテンツ消費」だったのでしょうか?
改めて、わたしは「仲間と楽しむ時間」なのだと考えています。
ひとりで攻略することもあります、ひとりで何時間もひとつのゲームをやり続けていることもあります、でもその向こう側で「取れた景品をSNSに投稿してイイネをもら」ったり、「攻略した内容をSNSに投稿して、新しい視点での意見をもら」ったりしてきました。
オンライン対戦は、麻雀でもクイズでも格闘ゲームでも活発です。
店舗ではなくユーザー主催で、大会が行われることは当たり前です。
いつも行くお店で店員と見知った仲になっていくことも普通です。
振り返れば、ゲームは昔から身近にありました。わたしが(実は)得意なお手玉も、(実は)得意な百人一首も、将棋も囲碁もトランプも人生ゲームも、○×ゲームやあっち向いてホイも、歴史のどの時代であっても人間の娯楽、楽しみとして、そばにありました。
そして近所の公園で将棋を指す人たちの周りには、人だかりが出来てきました。
テレビでプロの将棋の試合が放送されて、みんなで考察し、自分の試合に取り入れ、相手に意見をもらったりしてきました。
コミュニティのそばにいつも「ゲーム」があったのです。
アーケードゲームは「経験経済」時代になって、実はとても力を発揮できる状況になったのだとわたしは感じています。
一方で、法律の壁と、ゲーセンそのものがコミュニティを持っているという強みに縛られてきたとも思っています(とても悪い言い方をすれば、ゲーセンがコミュニティを持っていることに「甘えてきた」「頼ってきた」面もあったかもしれません)。
だから、発想を変えることにしました。
コミュニティにアーケードゲーム側が寄り添う、コミュニティにアーケードゲーム機が出張することにしました。
「アケシェア」の思い
経験経済の中心は「人」。
人の経験を豊かにすることを、アーケードゲーム機がお手伝いできればと、思っています。
”会社帰りにゲーセンへ行く”から「会社のみんなと遊べる」「みんなで遊ぶって楽しい」へ。企業コミュニティにゲーセンのゲーム機が出向きます。
コミュニティからのお問い合わせを、お待ちしております!!
ちなみに!!!提携くださる「ゲーセン」さんも絶賛募集中です。遊休資産である在庫をシェアするモデルなので、店舗運営/レンタル運営にご迷惑をおかけすることは無いかと思います(が、そこは一度お話しさせてください)。お問い合わせ、ぜひよろしくお願いいたします!!!
オフィスで遊べる!1ヶ月1万円からのアーケードゲーム機シェアリングサービスアケシェア:http://gamecentergirl.jp/arcade-sharing/